でもそれを知るすべはあたしにはない。 紗知チャンのことはほぼ何も知らない。 知っているのは名前しか分からないから。 性格もどこに住んでるとか全く知らない。 それからは平和な生活になった。 イジメがないとこんなにものびのびと生活が出来ることにに軽く驚いた。 次の日もまた次の日も平和な生活は続いた……。 けど人生のピリオドがすぐさま付こうと迫っていた―……。 それを知らずに"今"を楽しんでいた……。