「アンタうっさいから!!ほら弁当食べよう?」 頬を赤に染めて席に戻っていた。 『照れ隠し……』 あたしはボソッと呟いた。 「黙れ」 顔を見ると真っ赤。 きっと佐藤くんとなら上手くいくと確信した。 『幸せになりなってね!』 あたしは笑って言った。 多分心奈に気が早いとかなんとか言って叩かれると思い込んでいた。 「ありがと。次は麻理菜の番だよ。あたし応援してるからがんばんな?」 そう言って頬をつねった。 『うん。頑張るよ!』 これで心奈のことは一安心。 問題は梓と真士先輩。