―……ズキッ。
あの時と同じ痛みだ……。
友達って聞いたときの―……。
―……ガラッ。
「あら、今井チャン。久し振りね!事情は聞かないから着替えて?」
保健室に入ると明るく先生が迎えてくれた。
「先生は……知ってるの?」
きっと今日は偶然だよね?
あたしがなんかしたの?
分からないよ……。
分かるわけない……。
目が覚めたら何も覚えてないんだから―……。
「えぇ……よく話してくれたから……」
先生はあたしの記憶の一部を知ってる……?
だったら……。
『知ってるなら教えてよ!!なんであたしはイジメられてるの!?』
あたしは何をしたの―……?

