乙女ときどき予知者




にっこり笑う顔は不気味過ぎて恐怖でしかなかった。



彼女は笑いながら立ち上がったあたしの肩を押し、無理やり座らされた。



何度も何度も―……。



「あははは!!」



彼女は狂ってしまった人形よう……。



それは周りが引くくらい恐ろしい姿だった……。



―……キンコーンカンコーン。



予鈴がなり、紗知チャンたちは離れっていった。



気分が悪くなったあたしはジャージを持って逃げるように保健室に向かった。