乙女ときどき予知者




「……はぁ?とうとう頭イカれた?アンタの席はあそこ」



バカにするような笑みであたしの席を指差した。


窓側の一番後ろ。



「まぁ使えないだろうけどね♪」



今度は嬉しそうに笑った。



この子の存在が恐怖だと思った。



あたしが席の前に立つと紗知チャンがニヤニヤ笑った。



「真琴早く座りなよ」



『でも……』



あたしは突っ立てることしか出来なかった……。


だって椅子の上には……。