・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:・:*:・ 「それから記憶を探すのはやめたの」 『どうして?記憶がないのは寂しいじゃん』 それがどんなに苦しい記憶であっても……。 自分の記憶は誰のものでもない……。 自分自身のものだから―……。 「確かに……」 空を見上げる真琴。 「麻理菜チャンの言うことも一理あるけど……記憶がない方が楽だったから。生きてくのに……」 でもそれじゃ―……。