乙女ときどき予知者




その日はまだという知らせが届いた。



―……翌日の昼頃。



土曜日。


また二人は俺の家に来ていた。



人んちのリビングでテレビゲームをしている真士と梓。



俺はソファーに座りお茶を飲んでいた。



―……♪♪〜♪♪〜〜♪


すると俺のケータイが鳴った。


俺は親父からだと思い急いで電話に出た。



『もしもし……?』



「真琴の意識が戻ったぞ!」



『分かった。今から3人で向かう』



―……ピッ。



「「あー!!」」



俺はテレビを消した。



「いきなり何すんのさ!!」



「もうちょっとでボス倒せるところだったのに〜」



『ゲームしてる場合じゃねーぞ!病院行くぞ』



「真琴意識が戻ったの?」



『だから行くんだろ!?』


「もっと早くそれを言ってよ!!」



ギャーギャー言いながらも病院へ急いだ。



―……病院。



『親父っ!』



「あっ、宙……」



親父が元気がない……?


なんか嫌な予感がする。


―……ガラッ。



俺たちは真琴の病室へ案内された。



『真琴』



「真琴!」



「真琴チャン」



真琴は俺たちを見て首を傾げた。



そして真琴の言葉に俺たちは驚きを隠せなかった。



「……すいません。どなたですか?」