乙女ときどき予知者




「じゃあ話すよ。真琴サンの外傷は治る。骨も折れてないみたいだしね。頭も問題なかった。ただ意識が戻らないのが少し心配だ。もう目覚めてもいい頃なんだが……」



「そうか……あとは様子をみるしかないか。宙たちは学校に戻りなさい。」



『えっ?でも……』



「本人の意識が戻らないと話も聞けないだろう?目覚めたら教えてあげるから」



『分かった……』



俺たちは渋々学校に戻った。