乙女ときどき予知者




―……ポンッ。



使用中のランプが消えた。



―……ガチャ。



扉が開いた。



「保護者のかた……今井、宙クンに梓チャンと真士クンまで……あの保護者の方は……?」



「私が聞く、後で伝える」



「じゃあ中へ……」


『桜木先生!俺たちにも話を聞かせてください』


「私からも頼むよ」



「今井が言うなら仕方ないな。いいよ、入って」


『ありがとうございます』



桜木先生とは小さい頃よく遊んでもらった。



親父と同期でもある。