乙女ときどき予知者




「宙先輩は何も悪くないっすよ。悪いのは俺です。同学年のはずなのに全然気づかなかった……」


『悠希は悪くないんだ。俺がもっと気遣ってやれば……』



「宙は悪くないよ?悪いのは全部紗知なんだから!!」



「真琴も心配かけたくなかったんだよ」



「その続きは?」



『あぁ……』



・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:・:*:・゚



病院に着くとすぐさま検査が始まった。



「……宙」



待合室で一人で待っていると親父が現れた。



『親父……』



親父は隣に腰をおろした。



「真琴に何があったんだ?」



何があった……?



俺にだって分からない……。



でも……。



『多分……「イジメだよ」


「梓チャンと真士クン」



『早かったな』



「走ってきたからな!」


「それよりイジメってどーゆうことだい?」



やっぱりイジメられていたんだな……。



きっと俺たちが知る少し前から。