宙side★



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3限目の授業は体育だった。



しかし担当の先生が出張でいなかった。



自習になり、真士の提案でサッカーすることになった。



サッカーボールを出すため倉庫の扉を開けた。



―……ガラッ。



扉の先には信じられない光景があった。



『真琴っ!』



頭から血を流しボロボロになった真琴が倒れていた。



俺たちは真琴のもとへ駆け寄った。



『真琴っ!しっかりしろ!おい、真琴!!』



「宙!」



あとから梓が駆け寄ってきた。



「頭の傷はただの切り傷っぽい。保健室に連れていこう」



『いや、病院に行くぞ!』



俺は真琴を背中に乗せ倉庫を出た。