乙女ときどき予知者




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あたしと同じ……。



人間が信じられなくなる……。



でもあたしには心奈がいて支えがあった……。



だけど真琴は頼る人もいなくて一人で耐えてきた。



真琴の気持ちは誰にも分からない……。



同じ体験をした人しか知ることができない痛み……。



あたしより遥かにひどいイジメだ。



『心配をかけたくなかったから?』



真琴はコクリとうなずいた。


「それもあったけど……いくらいとこだって言っても簡単に巻き込ませるわけにはいかないって思ったから」



大事な人だからこそ巻き込ませたくない。



大事な人ほど高まる想い……。



誰にでもある感情。