振り向くとそこにいたのは……。
『みんなっ!!』
心奈、佐藤クン、梓、真士先輩。
「宙!!コイツ校長に突き出すぞ!?」
「梓、ちょっと待って!」
「えー直はだめ?じゃあなっちゃんを通じて校長で行こう!」
『どっちにしろ校長なんだ……』
「そーじゃなくて!いい加減アンタも出てきたら?相方捕まったけどまだ逃げれれると思ってのわけ?生徒会をバカにしないでよ」
「誰かいるのか?」
「いるから言ってるんじゃない。じゃなかったら壁と会話しないわよ」
でもなかなか出てこない……。
「……チッ」
待ちきれなかったのかヅカヅカ歩き出した心奈。
屋上の階段の横で止まった。
うちの学校は階段の横に少し窪みがある。
だからかくれんぼにはうっけつけなのだ!!

