乙女ときどき予知者




悔しい……。



『っ……うっ……んっ……』



「……泣いてるのか?」


悔しいのに怖くて手も足も出ない……。



「だからと言って離す気もねーけどな。なぁ、昨日の続きをしようぜ?」



『……んーん!』



あたしがどう言っても止められない。



―……プチプチプチ。



口は解放され今度は手を掴まれた。



そしてYシャツのボタンを次々に外されていく。



『いやっ!やめてよ……蹴ったことなら謝るから……こんなこと……もう許して……』