するとみるみるうちに赤くなる麻理菜。 もうすっかり乙女になっちゃって。 『あっ、逆に手間かかっちゃうか』 わざと軽く走った。 「からかわないでよ!!」 必ずと言って良いほど追いかけてくる。 『からかってませーん。事実だし』 「むー心奈のバカ!」 『残念ながら麻理菜よりバカじゃありませーん』 「心奈のいじわる!」 『ありがとう。誉めてくれて』