『なんでそんなに冷静なの!?』
もっと慌てるべきでしょ!!
「何を今さら」
冷静な心奈。
「じゃあ生徒会の権限で真士を停学にしてやるよ」
「いや、待とうぜ!俺も生徒会なんだけどー」
「そんなもん知るか」
―……バシッ!
「あームカつく、殴っていい?」
「今殴ったじゃん!?」
「そんだけで足りるわけねーだろ」
「梓だしね」
『……相変わらずコントみたい♪』
何があってもみんながいると元気になれる。
自然と笑みがこぼれる。
『ありがとう……』
また涙が溢れる。
「よく泣くな……」
隣にいた宙先輩が頭をポンポンと撫でてくれた。
『これは嬉し涙だもん……』
「はいはい……」
大好き―……。