……ひっ! ギロッとこっちを見た。 「じゃあテメェーは悔しくねーの!?つーかあんなこと言われて腹立たないわけ?」 こんな怖い心奈はじめてみる。 だけどそんな心奈が嬉しかった。 どんな怒りであってもそれはあたしを守るための怒りだって伝わるから。 「ひーちゃんは渡さないって彼女じゃねーのに言う資格ないだろ!!一体何様のつもりなの!?」 心奈がキレても言葉は正論、そしてよくしゃべる。 普段のクールな心奈から想像もできないくらいのギャップ。 「この勝負ぜってー勝つぞ!!」