乙女ときどき予知者




宙side★



麻理菜と別れいつものように3人で帰っていた。


まさか麻理菜までコイツらと同じ分類だったとは。


「てかさ!麻理って面白い子だね!!もう絶対手放せないよ」


『いきなりテンション高いなー……』



コイツがこんなに気に入るとは……。


「でもさ。最後の一言なんか引っ掛かるな」


「まさか、未来から来たとか!?」


『それはないだろ』


「じゃあ……予知が出来るとか?」


マジで……?


信じるやついるのか?


「あーなるほど!なんか便利そう」


……いた。


『梓だったら悪用しそうだもんな』


「はぁ?そんなことないし!」


「バチ当たりそう」


「しないってば!」


3人で顔を見合わせる。


「「「……ぶっははは」」」



『お前必死過ぎるだから…ククッ……』


「ちょーウケる」


「お前ら笑いすぎだろ!!」


ふざけあってる時間はそう長くは続かなかった。