乙女ときどき予知者




「リアルにきたな」



『当たりじゃねーの?』


「真士先輩のテンションって不思議ですよね」



『そーかねー?』



「俺を見んな」



宙に助けてもらおうと思ったのに。



遠回しに自分で考えろって言われちゃったぜ☆



まったく、困ったものだ。



「お前ら泳がないのー?」



梓が俺たちに叫ぶ。



正直、梓に呼ばれるのは嬉しいんだけど……泳ぐの面倒くさいんだよねー


ほら、悠樹とか爽やかだし、元気だから海似合うんだけど俺そーゆうタイプじゃないし。



どちらかと言うと宙も俺タイプだと思うんだ。



あっ、宙で良いこと思いついちゃった♪