乙女ときどき予知者



「俺にも教えてくんね?なんかあったときのために。真士はいらねーか?」


「いるー」


なんか一瞬真士先輩が子供に見えた。


「麻理のは高いぞー?」

「金とるんかい!」


「じゃあ今日は解散。仕事は明日からな?」


「めしだー」


「ハンバーグ食いてーな」


「気が早いな。お前ら……」


「めしは俺様の家宝だー」


「食いもんが家宝とか初めて聞いたわ」


「じゃあ帰るか」


『はい!』



こうして生徒会のメンバーの仲間入りしたのでした。


これから嵐が起きることを知らずに―……。