乙女ときどき予知者




「ばーか。違うわよ」



プシュと頬っぺたがしぼんだ。



「そーゆう意味じゃなくて、あたしが言いたいのはアンタ脈があるってこと!」



『へっ?』



脈があるですとー!!



『まじっすか!?』



「あーまじまじ」



えっとー斯波サン?



このタイミングで温度差を感じるのはなぜ?



『じゃあ諦めなくて良いってこと!?』



諦める気もないけど。



「まぁそーゆうこと」