乙女ときどき予知者




それもやだ!!



「麻理菜?大丈夫か?」


『へっ!?』



「なんかボーとしてるから」



『大丈夫ですよ?』



「そうか。じゃあ行くか」



宙先輩はあたしの頭を撫でて、歩き出した。



『はい!』



せ、先輩に撫でられたっ!?



あ〜幸せすぎる!!



もう今日死んでもいいや〜♪



「麻理!取って!!」



えっ?



なにを……



―……ボスッ。



「柴咲、大丈夫?」



ビーチボールが顔に直撃した。