乙女ときどき予知者




コクリと頷いた。



「しかも海……」



もしかして……



『溺れたとか?』



またコクリと頷いた。



『そのあとは?』



「見てないよ」



『じゃあ先輩が助けてくれるんじゃない?』



何を想像したかは知らないけど顔が赤くなった。


大体想像がつくけど。



『顔がにやけてるよ?』


「へっ?うそ!?」



『うそ』



「もぉ〜ここな〜!!」



「おっ、なになに!?」



「賑やかだな」



「仲良しだね」



「んじゃ海行こう〜!!」


『どっから海関係あんのよ?』



「いーじゃん♪決まり!そーと決まればアイス食べに行こう〜♪」



半強制で海に行くことに。



そして今に至る。