―……心奈の部屋。
「あー確かに。可能性は0じゃないね!」
だよね?
キライじゃないって言ってくれたもんね!!
「よくもまぁ先輩も気づかないものね。アンタめちゃくちゃ分かりやすいのに」
『えっ!?そんなに!?』
「うん。先輩おでこ触ろうとしたじゃん?そんとき真っ赤だったよ」
自分で自覚してたけど人から言われるとこんなにも恥ずかしいとは……。
「見てる側としては麻理菜頑張ったなって思ってたけど」
『結構頑張った方だよ!!』
「よしよし」って心奈が撫でてくれた。
「あっ、麻理菜が出ていったあと先輩は混乱してたけど悠樹は俺でも分かったって言った。みんなにバレてるね!」
怖い怖い……満面な笑みで言わないでください!!
「にしても先輩の鈍さには驚いたわ」
『おかけでバレずに済んだけどね』

