「俺別にキライじゃないけど?」 『へっ?』 思っていた言葉と違って思わずマヌケな声が出た。 『だって先輩!打ち上げの時元気良すぎてこっちが疲れるって言ってたじゃないですか!?』 「あー……それは俺が犬で麻理菜に飼われたらって話。」 『えっ……いぬ?』 「いぬ」 『えーーー!?』 「お前の早とちり。つーかどっから聞いてたわけ?」 『梓が麻理は?ってとこから』 「うっわ。すっげー間わる……てゆーかお前がわりんじゃん!!」 先輩が梓の頭を叩いた。