乙女ときどき予知者




『麻理ーあたしのことたくさん聞いてー♪』


『えーじゃあ……どんな人?』


「んーとね!頭が良くて優しい子だよー」


「お前、嘘ばっか並べるな。俺に勝ってから頭良いって言え」


「うっせーナルシストは黙ってろ!!これでも2位だし!?」


2位!?


てことは宙先輩は1位?


じゃあ真士先輩も……?

「麻理菜チャン……何土下座してるの?」


「どうしたの!?」



『真士先輩は3位でいらっしゃいますか……?』



土下座しながら聞いた。

「うん、そうだけど?」

やっぱりだー!!


『9位分際でここにいてごめんなさーい!』


皆サンそんなに優秀な方々だったんすね!?


あっ、だから生徒会いるのか!!


「麻理……」