乙女ときどき予知者




麻理菜チャンを生徒会に入れたのは2つ理由がある。


素で実力に惚れたから。

もう1つはあの子に何かを感じたから。


その何かが分からないままだけどな。


まぁそのうち分かるだろう。


「ひろー」


『んー?』


「来たんでしょ?」


「しかも女の子だろ!!」


『早速放課後寄ってくれって言ったわ』


この二人は俺の幼なじみ。


「合格したのか?珍しい。宙にも春が来たか」


金杉 真士(かなすぎ・しんじ)


真士は普段は良いやつ何だけどテンション上がると非常に迷惑。


「えっ!女の子!?」


鈴宮 梓(すずみや・あずさ)


梓は普通の女子とは違って気取ってなくて接するのに楽。ただコイツには問題があって……。


「ホント梓って女子好きだよな」


「好みじゃなかったらどうしょうか?追い出して良いかな??」


梓の問題は女好きなこと。


「鈴宮サーン女子ばっかじゃなくて俺も愛して〜」


「その女の子によるかな〜」


問題児の鈴宮サンは男も愛せるらしく真士と付き合っている。