さすが先輩だ……。
切り替えの速さ。
慣れてるなぁ。
「会長、なぜあたしたちはダメでその子は良いってどーゆうこと?」
2年の先輩だ。
「新メンバーは生徒会全員が認めたんだ」
「あたしたちがダメな理由を教えてよ」
「正直苦手なんだ。君たちみたいな子。俺も梓も真士も。それに口も軽そうだしね」
確かに先輩こーゆう人は苦手そう……。
「そんなことで……!」
納得いってないみたい。
「まだなにか?」
「っ……諦めないから!行くよ」
―……ガタンッ!
「あー疲れた。さっさと帰れっつーの。まじうぜー」
『お疲れ様です』
「絶対いつか来ると思ったんだよな」
『あの先輩たちも生徒会に?』
「ん、あんな分かりやすいぶりっ子そうそういねーけどな」
『そんなこと言ったらダメですよ?』
人として……ね?
「お前はお人好しだな」
『普通ですって!』
あっ、じゃなくてアルバムの続き。

