乙女ときどき予知者




優しいとかそーゆう問題じゃないないから。


『梓……』


「何よ?」


梓が眉をひそめた。


『病院行ってきたら?』


「はぁーなんでよー!!」


『俺からは言えないけど真士が説明してくれるよ』


今は会長だから毒が吐けない。


「要するにあれだろ?面倒くさいし清水サンが迷惑だからケータイ使えって言いたいんじゃないの?」


んまぁ、そんなもんだ。


「学校の規則守らなきゃダメじゃん。会長なんだから」


「バレなきゃ良いってさ」


真士すげーわ。


まだ俺何も言ってねーのに。


「顔に書いてあるぞ」


コイツには敵わねーな。


『早く生徒会室に行きたい……』


教室は疲れる……。


「なになに?麻理に早く会いたいって〜?」


あーこうなると面倒くせぇー……。