乙女ときどき予知者




「だからあたしも外行って真士の頬っぺたバシッって叩いて抱きついたよ。"寒いのにバカじゃないの?風邪でも引いたらどーするつもり。アンタがいない学校に行っても楽しくもないしつまらないじゃん!真士のこと好きなのはあたしも一緒なんだから!!"って言ったらどーなったと思う?」


真士先輩殴られちゃったんだ。


両想いでよかったなぁ。


「普通に喜んじゃないの?」



「まー最終的には喜んだだけど……本当に凍ったのかと思うぐらいに固まってね。あたしもびっくりしたけど」



喜びよりも驚きが先に来たんだ。



「第一声は嘘だろだったな。」



『宙先輩がいたからじゃない?』


「心は鋭いな」


一番身近なのは二人しかいないからね。