乙女ときどき予知者



先輩が可愛すぎる!!


お願いだから見ないでください!


心臓がっ……。


『だ、だだ大丈夫です……』


「嘘つけ。そんな赤い顔して大丈夫とか言っても説得力ないから」


先輩が覗き込むからですよなんて言えるわけ……。


―……ぴとっ。


「まさか熱でもあるんじゃねーか?」


せ、先輩がお、おでこ……あたしのおでこに触ってるー!!


「んー熱はなさそうだな。んでさっきより赤くなってるのはなぜだ?」


まだ好きだなんて言えない……。


先輩も察してよ〜!


この気持ちを知られても問題なんだけど。