乙女ときどき予知者



『なんで?』


「顔赤いですよ」


『か、階段急いで降りたからじゃないかな?』


「先輩可愛いですね!真士の気持ちが分かります」


『だから違うってばっ!』


「何か手伝いましょうか?それとも真士先輩ご指名ですか?」


この子Sだー(泣)


『どちらも結構です。部屋でくつろいでてください……』


「わかりましたぁー」


恐ろしいやつめー


飲み物とお菓子の準備をして部屋へ行った。


―……ガチャ。


あれー?


おかしいなぁ?


なんで宙の隣に誰もいないのかなー?


それじゃ呼んだ意味ねーだろ!!


『宙、真士いつものことに座れ』


「いきなりなんだよ」


『いいから座りな』


あたしの部屋のテーブル丸いから時計回りに


真士→心奈→麻理→宙


の順に座らせた。


じゃああたしはどこだって?


あたしはもちろんベッドの上。