「・・・にしても、あの名前、どこかで・・・」



おかだ、オカダ、岡田・・・以蔵。


京の武士の、岡田以蔵・・・?



「あぁぁぁぁぁっ!!」



京の町で、辻斬りをしていた暗殺者・・・


確か、“岡田以蔵”という名だった気がする。



いや・・・まさか、な。



まぁ、辻斬りだろうが暗殺者だろうが、人は皆同じ。


あの人も、俺の大切な仲間の一人だ。



あの人の、残り香を辿るのは・・・一体、いつになることやら。



*一条 玖於side end.*