夜香花

「と、頭領にお相手していただけるなんて、光栄です」

 沈黙に耐えかねてか、娘が再び口を開いた。
 相変わらず手を付いたまま、声は微かに震えている。

「世辞はいい。先に言っておくが、俺は優しくないぞ。だからといって、あんまり泣くなよ」

 低く言う真砂に、娘は、びく、と身体を強張らせた。
 ただでさえ、真砂は怖いのだ。
 その外見故、慕う娘は多いが、焦がれる強さと同じぐらい、恐ろしく思う。

 恐ろしさをものともせずに甘えてくるのは、千代ぐらいのものだ。
 それとて報われていないが。

 真砂は震える娘の腕を掴み、引き寄せた。
 強く引かれ、娘は床に引き倒される。

 小さく叫んだ娘の帯を、真砂は乱暴に解いた。
 小ぶりな乳房が露わになる。

「……お前、いくつだ」

 手荒く身体をまさぐりながら、真砂は娘に問うた。

「あ……え、えと……。あのっ……」