「しょうもないことって何さ!」
「お前の顔がどうなろうと、知ったことではない、ということだ」
「むきーっ! ちょっと自分がもてるからって、いい気にならないでよねーっ!!」
べろべろばーっと真砂に向かって顔を突き出す深成に、長老も清五郎も呆気に取られる。
真砂にこのような物言いが出来る者など、老若男女問わず、この里にはいない。
最も真砂に近しいであろう清五郎でさえ、ここまで砕けた態度は取れない。
真砂は一つ息をつくと、長老を見た。
とっとと話を進めたい。
いつまでもこのような阿呆の相手をするのは、疲れるのだ。
「……まぁまぁ。清五郎も、落ち着くことじゃ」
真砂の視線を受けて、長老が話を再開した。
「ふむふむ。そうじゃな、頭領の言うとおり、お前様、ちょっと並外れた能力の持ち主のようじゃ。お前様が爺様と暮らしていた里の、おおよその雰囲気とかも、覚えておらぬかいのぅ」
「雰囲気は、覚えてる。ここの里と、似たような感じだよ。だから真砂の家も、すぐにわかった」
三人の中では段違いに優しげな長老には、素直に深成も答える。
が、深成の答えに口を開いたのは真砂だった。
「何故だ。俺はお前に、何の情報も与えてない。自分がこの党の頭領だとも、思ってないしな」
「お前の顔がどうなろうと、知ったことではない、ということだ」
「むきーっ! ちょっと自分がもてるからって、いい気にならないでよねーっ!!」
べろべろばーっと真砂に向かって顔を突き出す深成に、長老も清五郎も呆気に取られる。
真砂にこのような物言いが出来る者など、老若男女問わず、この里にはいない。
最も真砂に近しいであろう清五郎でさえ、ここまで砕けた態度は取れない。
真砂は一つ息をつくと、長老を見た。
とっとと話を進めたい。
いつまでもこのような阿呆の相手をするのは、疲れるのだ。
「……まぁまぁ。清五郎も、落ち着くことじゃ」
真砂の視線を受けて、長老が話を再開した。
「ふむふむ。そうじゃな、頭領の言うとおり、お前様、ちょっと並外れた能力の持ち主のようじゃ。お前様が爺様と暮らしていた里の、おおよその雰囲気とかも、覚えておらぬかいのぅ」
「雰囲気は、覚えてる。ここの里と、似たような感じだよ。だから真砂の家も、すぐにわかった」
三人の中では段違いに優しげな長老には、素直に深成も答える。
が、深成の答えに口を開いたのは真砂だった。
「何故だ。俺はお前に、何の情報も与えてない。自分がこの党の頭領だとも、思ってないしな」


