「殴ればいいじゃないですか。それが正しい行為だとは思いませんけど」
涙が出そうになったが、グッとこらえた。
「ふっ、面白い人。気に入ったよ。」
「気に入った・・?」
「うん。気に入った。だから、俺の奴隷にしてあげる。」
奴隷なんて、冗談じゃない・・・
「何言ってるんですか?奴隷なんて嫌です」
「俺のこと、好きなんでしょ?傍に置いてあげるって言ってるのわかんない?」
「っ・・///」
私は恥ずかしくなって、うつむいた。
「アンタには拒否権なんてないから、嫌って言葉は通用しないけど」
「・・・分かりました・・・」
「ということだから、アンタと俺の関係はおしまいね」
先輩は、隠れていた女の子に向かってそう言った。
「っ・・・」
「もう、俺の傍にこないでね」
「ヒドイ・・・。涼のバカ!」
そう言って、女の子は泣きながら屋上を出ていった。

