「今更?」
「一応。ほら、なんか今無性に優に触りたくて」
「その表現ちょっとエロい」
クスクス笑う。
「ね、優」
呼ばれて見上げると、彼の顔が近づいて唇が触れた。
それは本当に一瞬で離れた瞬間絡まる視線に一層ドキドキした。
「もう一度、俺と付き合って。今度こそ一生大事にする」
「うん。今度は、不安になったらちゃんと言ってね」
「もう、絶対離さない。一生の意味分かる?」
そう言って今度はもっと深く口づけした。
涙がいつのまにか止まったことに気づいたとき、彼の携帯のてるてる坊主が笑っているように見えたのは気のせいじゃないと思う。
end.
2013.07.15

