最後の勇気を振り絞って出した言葉。 答えを聞くのが怖い。 だけど聞きたい。 内臓がそわそわして落ち着かない。 早く、お願いだから早く何か言って。 「優は忘れちゃった?」 降ってきたのは思ったよりもずっと優しい声。 「俺の気持ちは3年前の冬から変わってないよ」 3年前の冬…? 陸は急にポケットに手を入れるとジャラっという音と共に私にあるものを見せた。 「これ…」 「てるてる坊主」