「ないよ。あってもすぐには浮かばないよ」
また意地を張ってしまう。
「いいの?このまま会えなくなっても」
そう言われると帰りにくくなる。
別れが惜しくなってしまう。
「陸は何かあるの?話すこと」
「俺はいっぱいあるよ」
「そっか。じゃあ聞くよ」
一度立ち上がった私はまたブランコに座った。
言いたいこと、私もある。
少しも変わってない。
素直になりたい。
あんなに後悔したんだから言いたい。
言いたい。
「あのさ、」
「待って!!」
勇気を出さなきゃ。
「私も言いたいことあった。やっぱり話していい?」
もう、二度と会わなければいい。失敗したら。
だから恥かいてもいいから言いたくて言えなかったこと言おう。
変わらなきゃ。
私は心を落ち着けて、頭をふる回転させて言葉を一つ一つ繋げた。

