その夜、またゲームをしてると桜音が俺の部屋に来てベッドに座る。


「一緒に寝ても…いいですか?」

「いいよ~全然」

「ありがとうございます!あ、そうだ!郁理パパってカッコイイですよねぇ~」

「は!?郁理くん?そっ、そうか?」

「はい!すごくカッコよかったです~♪」



自分の父親が誉められんのは嬉しいけど……


なんかすっげー妬く。


桜音は俺だけ見てればいいの。


「ダメ。郁理くんじゃなくて俺を見て。つーことでお仕置き決定♪」

「そっ、そんなっ……いきなりですか!」

「俺を妬かせたバツ。明日寝不足になるかもだけど…我慢な?」

「明日は講義…ないので……大丈夫です。…んっ…」

「ちょーどいいじゃん」


俺は明日講義だけど…ま、いっか。


桜音は俺だけの特別。


今さら、歯止めなんて利かねーよ。


そんだけ好きってこと。