確かにこれは悩む。


俺も桜音と一緒にいたいけど、やっぱり医者にはなれないから………。


「琥珀くんがいないなんて…嫌ですよ。私の支えは琥珀くんなのに……」

「その前に別れる訳ねーよ」

「絶対、ですか?」

「あぁ絶対」


背伸びした桜音から触れる唇。


あ………桜音からキスされんの初めてかも。


本当に大好きな子からされるキスって、こんなに照れんだ……。



「ずっと一緒の約束ですよ?……琥珀くん?どうしました?」

「ちょっ、お、桜音ちゃん!今こっち見んの禁止!」

「なんでですか~!琥珀くんからのも、ほしいです」

「今日の桜音は積極的すぎ!美音さんか!」

「姉と私は違いますよ!」


広い部屋だからこそできる追いかけっこ。


いつもより積極的な桜音に気が狂うし!