レン達と、私の家に向かう。私の家の近くに来ると、リンさん達が話しているのが見える。

「あっ、優の言ってた人達ってあの人達?」

レンが、リンさん達を指差した。リンさん達は、まだ私達に気づいてない様子。

「うん、そうだよ」

レン達を、見てからリンさん達の方へ視線を向けた。

「なっ、何か緊張してきた……」

「「私も……」」

「緊張しなくて、大丈夫だよ。皆さんバカだから」

私は、レン達を安心させる為に笑顔で言った。

「……ばっ、…バカって……」

レンが、少し苦笑いしたら。リンさん達が私達に気づいた。

「おぉー!優!やっと来たか!!」

アラタさんが、私に向かって物凄く手を振ってきた。私は、ペコッとお辞儀をする。レン達も、私に合わせて慌てながらお辞儀をした。

私達は、リンさん達の方へ歩いて向かった。

「皆さん、今日は来てくれてありがとうございます。では、まず私の親友と思いたくありませんが、親友の紹介します」

「「「ちょっ、えっ?!優?!酷くない?!」」」

レン達のツッコミを無視して私は、続ける。

「この赤い髪の毛の女の子が、希梱カナ。ちょっと、いや結構他の人と違ってズレています。色んな意味で」

「よろしくお願いします!!!」

カナは、意味を分かってないのか、リンさん達にまた軽くお辞儀をした。

「で、この黒い髪の毛の女の子が、心羅チカ。宇宙人が大好きです。宇宙人の話をされたら、逃げられないと思って下さい」

「……よろしくお願いします」

チカも意味を分かってないのか。リンさん達に、ニコッと微笑んだ。

「そして、最後の。オレンジの髪の毛の男の子が、凛土レン。……まぁ、バカです。色んな意味で」

「ちょっ……。よっ、よろしくお願いします……」

レンは、嫌なことしか言ってないと気づき。私にツッコもうとしたけれど、ヤメていた。

「よろしくね」

「よろしくな」

「よろしくお願いし…ます?」

リンさん達が、一通り返事を返す。

「じゃあ、次は、私の友達?の紹介します」

「疑問系酷くない?」

リンさんのツッコミも、無視して私は続ける。

「金髪の男の人は、七原リンさん。ちょっと…いや、優しいけど変人です」

「えっ?えぇ?……よっ、よろしく」

リンさんは、私の紹介に少し疑問を持ながらレン達にお辞儀をする。

「で、青髪の男の人は、高梁アラタさん。この人は、話がたまにヒドく長い。し、とても変人で変態でバカです」

「なんだとっ?!優!もう一度言っ…」

アラタさんの事を、ガン無視して話続ける。アラタさんは、私の目の前で手をヒラヒラさせてきたが、パチンっと叩いた。

「最後の茶髪の男の人は、水村リイさん。……うーん……。可愛いけど、たまに変な事言ったり…リンさん達をイジメるけど。変人良い人だよ」

「優ちゃん、ちょっと酷い…よ?……でも、よろしくお願いし…ます?」

ぎこちなく笑うリイさん。…多分、軽い人見知りなのかな?

「じゃあ、紹介も終わったし…。私の家へ、どうぞ」

私は、ドアの前に立って鍵を開けて変人集団を家の中にいれた。