「お前が、まさかMだったとは…。幼なじみだったのに気付かなかったぞ…」

「…Mって、どんな事されるのが好きなの…かな?」

「あのさ、2人とも。……勘違いが、酷すぎるよ。そのMじゃないから……。カップの大きさだから。2人が、想像してるようなMじゃないからね」

「じゃあ!どんなMなんだ!表はSで、裏はMなのか?」

「それとも、表はMで、裏はSなの…かな?」

「アラタさん、リイさん。少し、黙ってて下さい」

「何故だ!」

「コンビニの真ん中で、大人が言わないような事を、大声で言ってるからです。……アラタさん達以外にも、お客様が居るんです。Mとか、Sとかの話は外行って話して下さい」

「そんなもの!外で、話してたら、職質問されるだろ!」

「だったら、外でも中でも馬鹿な事を大声で話さないで下さい」

「じゃあ、どこなら良いんだ?!」

「人が少ない所です」

「今、ココには僕達以外居ないぞ!」

私は、コンビニの当たりを軽く見回す。……居ないな。確かに……。

「でも、少し時間が経ったら。お客様がコンビニに入ってきます」

「じゃあ、そのもう少しの時間の間は良いんだな?」

「アラタさん。今直ぐに黙らないと、アラタさんに向かって熱々のコーヒーぶちまけますよ?」

「……………」

私は、面倒くさくなって。アラタさんを、黙らせる為に、脅す。

「コーヒー、Mサイズ。150円です」

「150円…。っと、はい」

私は、リンさんから。150円丁度渡して貰ってから。コーヒーの機械で、コーヒーを煎れる。

「150円、丁度お預かりします……。レシートは、いりますか?」

「うん。いるいる!」

「どうぞ……。後、コーヒー、Mサイズです。ありがとうございました」

「えっ?俺、コンビニから出ないと、いけないの?」

「へっ……?いえ、別に出なくても……」

「良かった。早く、コンビニから出て行けって、遠回しに言われてるのかと思った」

「……………。そんな事…。言いませんよ」

リンさんって、実はネガティブ?……でも、ネガティブだったら初めて会った時みたいに私を、お金で買おうと思わないよね……。

「優さん?どうしたの?」

「ぃえ……。リンさんって、ネガティブなのか。ネガティブじゃないのか。ちょっと気になりまして」

「俺?……うーん。どっちだろ?」

「リンは、ポジティブだぞ!」

「いいや、リンはネガティブ…だよ?」

アラタさんとリイさんは、真逆の答えを言う。……一体、どっち何だろう?

「どっちですか?」

「リンは、ポジティブだ!何故かと言うとな!この前、リンは!俺は優さんを絶対に自分の物にする!リイやアラタには、絶対に負けない!…と、言っていたからな!」

私が、ビックリしてリンさんの方を見たら。リンさんは、顔を赤くしてから。アラタさんの肩を強く殴った。

「俺、そんな事言った覚え無いよ!」

「いったいぞ!リン!お前は、確かに言った!」

「覚えて無いよーー!!」

「だろうな!お前は、酒に酔っぱらっていたからな!酒に弱いくせして、僕達より沢山飲むんだからな!」