「いえーい!!明日はクラスマッチだなー!!」 曽根倉君が、天井に向かって拳を突き出す。 葵ちゃんも、それに乗って、いえーいと叫んだ。 「……はぁ、休みたい。」 「……嫌だなぁ……。」 そう呟いたのは、舞ちゃんと私。 舞ちゃんは、体育を見てる限り、運動が出来ない訳じゃないけど、協調性とか、皆でとか、そうゆう言葉が似合わない、クールなタイプだ。 一方 私は、運動は大の苦手。 クラスの皆に迷惑を掛けないか、心配だった。