目を閉じた私を見て、男子生徒は声を上げて笑った。

「こいつ、抵抗すら しねェのか!!」

そして、ナイフが振り下ろされる気配が した。

――やっぱり、痛いのかな。

思ったのは それだけだった。

その時。

「止めな!!」

廊下に、凛とした声が響いた。