思わず悲鳴を上げそうに なった口を、腕を掴んだ男子の1人が手で覆う。

「俺さ、ヤンデレなんだよね。だから……手に入らないなら、壊しちゃう。」

男子生徒は、楽しそうに笑う。

――何、これ……。

どっかのアニメとか、ドラマみたい。

こんな事が、現実に起こって良い訳が無い。

――あぁ……だから私は、私が嫌いなんだ。

曽根倉君が褒めてくれた容姿。

この容姿の所為で、辛い想いばっかり して来た。

ほんとは。

こんな顔、誰か壊してくれれば良いのにって、思ってた。

それが今、此処で壊されるなら。

それは それで、良いかもね……。