「あ!本当だね!――――えっと?」

彼は眉を寄せて「名前…」と呟いた

「あぁ、初めまして神童 力哉三年だよ」

「え?!あ、ごめん!!先輩にタメで僕…」

僕が先輩ってコトを知り焦りだす

ふふ、

可愛いなぁ~

「あ、えと、神童先輩…」

「ん?」

「あつかましいのですが、理事長室教えていただけませんか?」

「あぁ、いいよ?着いてきて?
と、言う前にキミの名前は?」

「あ、申し遅れました加々美 ノ…セノです!」

名乗る加々美くんの様子が少し可笑しかったがその時の僕は何も気にしなかった。

そして僕は加々美くんと一緒に理事長室へ足を進めた。



力哉side*end