舞台の上には近藤さん1人。


残りの先生は、生徒の横に並んでいる。


土方さんも、その列の中から近藤さんを見ていた。


近「では、まずは選択希望の紙を配る。」





すると、近藤さんは1枚の白黒の紙を手に掲げた。


近「この白黒の紙は、生徒用だ。先頭の生徒は自分の組の人数分、後で取りに来なさい。」





そして、次に近藤さんは色付きの紙を手にして掲げた。


近「そしてこれは教師の分だ。これは後で教頭に配ってもらうこととしよう。」


栞「……………え、」