「霊穴レイケツが開いた霊穴が開いた!」
不知火の言葉を遮って騒ぎ出したゼロは、部屋中を激しく走り回って連呼している。
「やかましいぞ、馬鹿犬! 人間に媚びる事しか知らない低能下等動物め」
嫌悪感をあらわにして不知火は腰を降ろした。ゼロは馬鹿犬と言われたことに腹を立てて反撃に出る。
「お前、狐の癖に熊のぬいぐるみなんか着て恥ずかしく無いのか!」
ギラッ!
鋭く目を見開いて立ち上がると、銀色のテディベアはゼロに両手をかざした。
「貴様、許すまじ」
血相変えた覇龍が2人(2匹?)の間に割って入った。
「やめろやめろやめろぉ! こんな所でぶっ放されたら大惨事だぁ」
全身から噴き出していた霊炎レイエンを弱めると、不知火は覇龍に向かって言った。
「ならば結界師、お前が結界を張れば良いだろう。この犬だけは許せん。我が霊術で塵にしてくれる」
「ゼロっ! 仲間割れはやめなさい! コン吉も相手にするんじゃないの!」
咲邪もその美しい栗毛色の髪を振り乱して二者の仲裁に入った。
「コン吉ではないと言っておるだろう、霊媒師。儂の名前は……」
「ホイホイ。伝説の妖狐、九尾狐の『不知火』様御一行だ」
また固太りの腹を揺らして、斬汰がおちゃらけて言った。
「今回はまだ、何が起こってるのかも見当がつかないのよ。さっきゼロが喋り出したばかりだし」
「良いか封印師。儂は物見遊山で降りて来ている訳ではないぞ? それに御一行とはどういう了見、ぁゎわわ」
「ちょっと! 聞いてるのっ?」
片足を持って逆さ吊りにしたテディベアの顔を覗き込んで咲邪は怒鳴った。
不知火の言葉を遮って騒ぎ出したゼロは、部屋中を激しく走り回って連呼している。
「やかましいぞ、馬鹿犬! 人間に媚びる事しか知らない低能下等動物め」
嫌悪感をあらわにして不知火は腰を降ろした。ゼロは馬鹿犬と言われたことに腹を立てて反撃に出る。
「お前、狐の癖に熊のぬいぐるみなんか着て恥ずかしく無いのか!」
ギラッ!
鋭く目を見開いて立ち上がると、銀色のテディベアはゼロに両手をかざした。
「貴様、許すまじ」
血相変えた覇龍が2人(2匹?)の間に割って入った。
「やめろやめろやめろぉ! こんな所でぶっ放されたら大惨事だぁ」
全身から噴き出していた霊炎レイエンを弱めると、不知火は覇龍に向かって言った。
「ならば結界師、お前が結界を張れば良いだろう。この犬だけは許せん。我が霊術で塵にしてくれる」
「ゼロっ! 仲間割れはやめなさい! コン吉も相手にするんじゃないの!」
咲邪もその美しい栗毛色の髪を振り乱して二者の仲裁に入った。
「コン吉ではないと言っておるだろう、霊媒師。儂の名前は……」
「ホイホイ。伝説の妖狐、九尾狐の『不知火』様御一行だ」
また固太りの腹を揺らして、斬汰がおちゃらけて言った。
「今回はまだ、何が起こってるのかも見当がつかないのよ。さっきゼロが喋り出したばかりだし」
「良いか封印師。儂は物見遊山で降りて来ている訳ではないぞ? それに御一行とはどういう了見、ぁゎわわ」
「ちょっと! 聞いてるのっ?」
片足を持って逆さ吊りにしたテディベアの顔を覗き込んで咲邪は怒鳴った。



