「呆気なかったって言うけど、あそこで暴れられたら堪ったもんじゃなかったわ？」

「そうだ。マキは考えが甘いんだ」

「斬汰さんはぁ、モテないからってぇ、私に八つ当たりしないでくださいぃぃ」

「なっ！　モテない訳じゃないってんだ！」


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　確かに今回は、忠恒の活躍でなんとか乗り切れた。しかしあの巨人は、人間も動物も無く絡み合い、強大な霊力を持って咲邪達に挑んで来た。

それに加え、本来村を守ってくれる筈の氏神様の祠が霊穴の在り場所であった事。


「自然の力がぁ、弱まって来てるのかも知れんなぁ」


　覇龍は新たなる強大な霊との対峙を予感していた。しかしそれはまた別のお話。


　　　To be next stage!